てぇしす

題目
人工言語自然言語の比較(仮)

背景(意義)
機械翻訳中間言語方式で実現したい場合、その対象は自然言語であるから、統語的曖昧性を排することに成功している人工言語中間言語として扱う場合にもその特性を検討する必要がある。

目的
人工言語自然言語を比較し、既に明らかになっている人工言語の特徴に対比する形で自然言語の特徴を明らかにする。

方法
主に自然言語処理で問題となる係り結び・統率・量化詞のスコープなどの統語的事象について、自然言語の例と数種の人工言語の例(ロジバン・アルカ・エスペラント・スラフォーリア)を取り上げる。
類型的見地 中間言語をパラメータ付与された普遍言語と捉え、自然言語の解析法との理論的乖離を最小限にすることを試みる。
人間の認知システムへの適合性 生成文法の統率・束縛理論で提唱されたPF・LF形式と中間言語タイプの言語の差異から、どちらが人間の認知システムに高い適合性を示すかをみる。

予想される結果
自然言語には一般的に次の特徴が認められている。
・統語的な曖昧性
・同音多義語
・メタファー、メトニミーの実現
・状況における意味論的制約
これらが, 例示する人工言語ではどのような振る舞いを見せるのか。人工言語を合理的な体系としてみるなら、自然言語は何と言えるのか。
機械翻訳中間言語を選択するとなれば、おのおのの現象の影響を最低限に抑えながら正しく文意を伝達することにできるものが適している。そのような用途に適した言語はどのようなものであるか。

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